北海道炭鉱研究会 羽幌炭鉱支部

朔北のヤマ 羽幌炭鉱

2023-01-01から1年間の記事一覧

築炭ニュース 第28号(昭和26年12月15日)3面①

『機関車の上は暖くないですよ 終車の汽笛をきくまで眠れぬ 機関庫』 <写真> 積雪が日増に増していく今日この頃築炭鉄道機関庫では半歳の休養をとつていたラツセル車を引き出しその整備に忙がしい。 庫内勤務の越澤さんは「開礦当時は現在のラツセル車もあり…

築炭ニュース 第28号(昭和26年12月15日)2面②

<写真> 『「修理工場でない-製作工場だ」と意気まく 修理工場』 活気のある職場といえば先づ修理工場があげられよう。なんと云つても金属を扱うだけに一寸やそつとの力量技倆では切り廻せないだろう。係長以下二十名の係員が親しみ合い助け合つて働いている…

築炭ニュース 第28号(昭和26年12月15日)2面①

『坑内の増出炭を支える力 それはすべての坑外戦場である(写真と文 早瀨担当)』 <写真>診療所事務室で語る看護婦さん達 『往診に行くと病院がいない -患者がけろりとしている 天使のいる診療所』 兎角用のない者は病院をのぞくべきではなさそうだ。子供な…

築炭ニュース 第28号(昭和26年12月15日)1面②

『人事往来』 -十一月- ○六日常務〔朝比奈敬三〕来山○八日開発局太田技官交通調査のため来山○十一日通産局統計課長佐藤氏統計事務調査のため○十三日留萌林務署長外二名栄坑の件にて来山○十五日通産局鉱業試験所技官防爆機器下検査のため来山○十七日常務出…

築炭ニュース 第28号(昭和26年12月15日)1面①

発行所 北海道天塩国苫前郡羽幌町築別御料上流(電話羽幌15番) 羽幌炭礦鉄道株式会社 印刷人 金子長次 『両礦の出炭益々快調 年末の大採炭に拍車』 昭和二十六年一月以降連月出炭目標突破の記録を確保しつゝ本年最終月に入つた築別礦業所は昭和二十六年度有…

築炭ニュース 第26号(昭和26年10月15日)2面②

『主婦会の意見 公休返上で立派な会舘を! 中村カツさん談』 現在の会舘で特に感じさせられますのは場内が狭いのと設備が悪いので相当混雑していることです。子供など連れていきますと特に便所行きが思いやられます。お便所の完備と椅子席の設備をして下駄ば…

築炭ニュース 第26号(昭和26年10月15日)2面①

『これが会舘の実態 一般の意見をきく』 会舘〔築炭会館〕についての一般の輿論は現在の会舘では従業員とその家族が増えた現状では狭く、しかも設備が不完全なので少し位改造してもどうにもならない。板の間にぎつしり座つているので身動きも出来ず、一朝事…

築炭ニュース 第26号(昭和26年10月15日)1面②

『怪我なし月間 自十月一日 至十月三十一日』 <標語>無事故で楽しい職場を守ろう 『人事往来-九月-』 ○一日朝比奈常務帰山、羽幌拓銀支店長外十一名来山 ○三日常務出札 ○五日岡分担区員上水道及本坑借地の件にて来山 ○六日国税局大橋氏事務監査のため来…

築炭ニュース 第26号(昭和26年10月15日)1面①

発行所 北海道天塩国苫前郡羽幌町築別御料上流(電話羽幌15番) 羽幌炭礦鉄道株式会社 編集兼発行人 齋藤隆夫 印刷人 金子長次 『炭山のオアシス なんとかならぬか 会舘新築希望たかまる』 炭礦での会舘〔築炭会館〕は砂漠のオアシスに等しい。乾燥し切つた…

築炭ニュース 第25号(昭和26年10月1日)

【1面】 『講和記念特集 従業員慰安大運動会 平和日本万歳を三唱して散会』 <写真>大西庶務課長の発声で万歳する役員選手一同 <写真>下は障碍物競走…(右)人がアミにかゝつたと子供達もよろこぶ。(左)かぶるものにこと欠いて俵の帽子とは! 万国旗も笑つ…