北海道炭鉱研究会 羽幌炭鉱支部

朔北のヤマ 羽幌炭鉱

築炭ニュース 第25号(昭和26年10月1日)

【1面】

『講和記念特集 従業員慰安大運動会 平和日本万歳を三唱して散会』

<写真>大西庶務課長の発声で万歳する役員選手一同

<写真>下は障碍物競走…(右)人がアミにかゝつたと子供達もよろこぶ。(左)かぶるものにこと欠いて俵の帽子とは! 万国旗も笑つている。随分無恰好な帽子だなア

<写真>下は俵かつぎリレー(右)重量級選手の土俵のバトンには一寸簡単にはいかぬよう。見ている方も力がはいる。(左)鐘のなる方へ こつちだ、おいで、おいで。

写真説明

上より

①…方面対抗百米競走-所長も自分の三区選手を激励する。

②…来賓のスモーキング-鼻の先をやかぬよう御用心。

③…前同-実事な腰の構え!お座り型?そしておりしけ型など。

④…びんつり-釣れた、釣れた。彼末重役も御満悦。中山警察署長さんもびん釣りは苦手らしい。

⑤…消さぬよう-赤ちやんを抱いているようなポーズは基準監督署の藤井署長さん。

⑥…前同-あわてるとマツチもつきませんよ。⑦…方面対抗リレー-お父ちやん頑張れ。なーんだ、ぬかれちやつたよ。

 

【2面】

『秋晴れの空に健康な笑いと声と』

<写真>応援団頑張る お父ちやん頑張れ。兄ちやん抜かれるよ。 彼氏しつかり!うちのあの人も相当なもんねぇ…

<写真>張切り女子選手のスタート この素晴しいファイトはどうか! 邪魔すると踏みつぶされますよ。

<写真>朝比奈〔朝比奈敬三〕常務盃は第一区に 第一区(末広町)は総得点では三位であつたが力戦奮闘の結果各種対抗競技では最高であつた。 盃を持つた人、斗樽を担いだ人、女子優賞盃を持つた顔、なんと盛大な行進曲であることよ。

<写真>-綱引き-みている方でも力がはいる。婦人達を前衛にして頑張る両軍、どつちも強いので遠くからみると戦線はまさに膠着状態。しんがりで磯野所長も千人力を出している。婦人達の力も集まれば炭車の百や二百は朝めし前-

<写真>①所長盃授与 職場対抗リレーで優賞した鉄道職組が所長盃を受ける。

<写真>②島内〔嶋内義治〕常務盃授与 女子方面対抗リレーで優賞した末広地区(一区)が島内常務盃を授与された。

<写真>③町田〔町田叡光〕専務盃授与 各職場対抗リレーで優賞した坑内間接職場が町田専務盃を授与された。

<写真>④優勝旗授与式 二区(古賀、谷、岡町)が最高九七点を獲得して優賞し優賞旗を獲得した。

<写真>⑤なごやかな風景 これだから運動会見物は止められない。